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12月の科学の実験 「水と油の関係」

みんなが大好きな科学の実験の時間がやってきました!

12月は「水と油の関係」です。

油の中に「ぽとん!」と色水を垂らすと、どうなるのでしょうか・・・

 

「準備物」

・ストロー

・食紅で溶かした色水

・油

・中性洗剤

 

「遊び方」

①コップ又はトレーに油と色水をそれぞれ用意する。

②カットしたストローをスポイトがわりに使い、色水をストローで吸い取って油の上に垂らす。

「ぽとん!」と垂らすだけです。。

 

「水玉が出来た!」「大きな大魔神みたいな水の塊が出来た!」と、油の上に色水が浮かぶ様子を不思議そうに観察していましたよ!

垂らした後は、水玉の浮かんだ油をぐるぐると混ぜてみました。

「水玉が小さくなった!」「つぶつぶいっぱい!」と様々な反応が。

しかし、混ぜても混ぜても水玉のままで、水と油は混ざりませんでした。

 

何故混ざらないのでしょうか?

その原理は「表面張力」の違いにあります。

表面張力とは、分子同士がお互いに引き寄せ合って集まる力のことです。

水も油も、元は小さな分子の集まりです。

表面張力が同じ程度の力を持つ液体同士は混ざりやすいという特徴があるのに対し、表面張力の力に大きな差がある場合にには混ざらないという特徴があります。

水と油では、水の方が表面張力の力が大きいため、混ざらないのです。

ちなみに、水と油を混ぜる役割を持つのが、洗剤や石鹼などの「界面活性剤」という物質です。

お皿洗いで油汚れを綺麗にするために洗剤を使うのは、界面活性剤の役割が必要だからです。

またお家でも家族みんなでお皿洗いに挑戦してみて下さいね。

 

それでは、また来月お会いしましょう。

レッツ、サイエンス!

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