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こんな時だからこそ、保育園の保育士として 「遊びと環境の大切さ」

こんな時だからこそ…

子どもにとっての遊びとは、あらゆる面での成長や発達に関わる大切なものです。

子どもは日常生活で何かしらの遊びをしますが、これは大人に指示されてするものではなく、子ども自身が「やりたい」と思って自発的にする活動です。同じように、保育園でも保育士に促されて言われた通りに遊びをするのではなく、子ども一人ひとりの自発性にまかせて思いついたことを自由にして取り組んでもらいます。これが、子どもにとっての「遊び」になります。

天気が良い日は、積極的に外へ出て遊ばせるご家庭も多いでしょう。外の環境は季節や自然の変化を子どもたちに実感させることで、子どもの五感をバランス良く刺激します。また、屋内よりも広いスペースで遊べるため、体力がつく等のメリットもあります。

また、遊びの中に季節のネタを取り入れて、季節感を感じる遊びもおすすめします。例えば、秋なら工作で落ち葉やどんぐり等を活用して、ハロウィンやお月さまなどをモチーフにしてみる方法があります。季節のネタは子どもたちが四季を感じ、その時期に合わせた自然に触れる機会を持つことで情緒が育ち、豊かな心の成長に繋がります。

子どもたちにとって「遊び」は無限です。「遊び」の中で、大人が考えてもみないような言動や発見をして、驚きと感動を与えてくれます。お子さんはどうですか?その時の目はキラキラと輝いていていますか?今後も、お子さんの様子や成長を保護者様と共有し、一緒に見守っていけたらと思います。

 

「環境」という言葉には様々な意味が含まれています。物的環境、人的環境(保育士やお友だち、身の回りの様々な人)、自然的環境(天候や自然物、時間や空間)等のことがあげられます。子どもたちをとりまく全ての物事が、環境に繋がっているということが分かりますね。生活をする上で環境を考えることは、なくてはならない重要なことと言えます。

例えば「人的」な環境では、子どもたちが安心して健やかに過ごしていくためには、周囲の人物による影響が大きくなります。更に、「物的」な環境では、毎日過ごす保育室や公園、遊具や道具等が当てはまります。子どもの安全を守るためにも、常に清潔や安全性を整えておかなければなりません。

子どもが主体的に活動するためには、環境がどのように構成されているかによって大きく左右されます。子どもが興味や関心を持ち、思わず関わりたくなるような物や人、事柄があること、そこに子どもが関わり興味や関心が深まることで意欲が引き出されます。また、やってみたいと思えるようにするとともに、試行錯誤を認め、時間をかけて取り組めるようにすることも大切です。そのような主体的な活動をするためには、ありのままの自分を出せる大人との信頼関係のもとで安心感や安定感が基盤にあることが大切です。

「環境」は、生活の全ての事柄に関係性をもつものです。まずは、「環境」についての大切さをよく理解し、お子さんの生活にどう活かしていくのかを考えましょう。また、環境の構成は、その日限りのものではありません。日々の繋がりを大切にして、明日の環境づくりを更に良いものにできるように、私たちと一緒に築いていきましょう。

こんな時だからこそ…   西区南堀江保育園 てのひら 保育士 速水

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