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子どもが伸びる「叱り方」とは

子どもの成長に好奇心や行動力はとても重要です。

そして時には、してはいけない事や、危険な場面に遭遇します。

今回は、子どものしつけの基本である「叱り方」を、より子どもが伸びる「叱り方」に変えるヒントやアドバイスをまとめてみました。

 

「叱る」という言葉だけを聞くと、良いイメージがないように聞こえてしまいがちですが、子どもに対しての伝え方を工夫することで、より子どもに思いが伝わります。

  • 選択肢を与える

「10分だけする? 今日はしない?」などの具体的な選択肢を示し、子どもに選んでもらいましょう。子どもは、自分で決めて選択したことは、より守ろうとするものです。

  • 質問する

静かにしないといけない場面に遭遇した時、「お部屋ではどんな声でお話しするんだった?」などと子どもに尋ねてみましょう。

「静かにしなさい!」と頭ごなしに否定されるのでもなく、したい放題が許されるのでもなく、質問されることで、より子どもは自分の頭で考え、行動できるようになります。

  • 他の事に気を向けさせる

危ない場所で遊んでいる時、小さい子どもには言葉だけで伝えるのは難しいので、言葉で説明するよりも「こっちで遊ぼう」などと安全な場所へ誘ったりなど、危ない行動をやめさせることを第一に考えてみましょう。

 

言葉で「叱る」時も、頭ごなしの「ダメ!」ではなく伝え方を変えることで、より子どもの理解力が上がり、成長につながります。

  • 具体的な行為を指して叱る

例えば、「道路に急に飛び出したこと」や「おもちゃを投げたこと」など、「何がダメなことだったのか」を知らせるために、具体的に伝えてみましょう。

また、「道路は歩くこと」や「おもちゃは大切にする」など、「これからどうするべきか」を知らせるために、改善点も伝えてみましょう。

  • 理由を説明して叱る

「道路に急に飛び出すと、自動車にひかれるから」「おもちゃを投げて、人にあたると危ないから」など、「こういう理由があるからしてはいけないんだ」と知らせるために、何故叱っているのかを理由も一緒に説明しましょう。

 

子どもの年齢が上がるにつれて、言語も行動も自由に活発になっていきます。

乳幼児期は特にしつけやマナーについてのお悩みが多くみられます。

いくつになっても悩み事が変わっても、常に子供の心に寄り添い、適切な叱り方ができるようにしたいですね。

 

西区南堀江保育園てのひら 保育士 鈴木

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