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お絵描きから知る子どもの心理

  • 色塗りやお絵描きをしたときに「一色しか使わない…」「ぐちゃぐちゃにしてしまう…」などの悩みがあるご家庭があるかと思います。その時は見守る形をとっていただきたいと思います。

お絵描きに触れる機会が多ければ多いほど色彩感覚は発達していき、逆に絵に触れる機会がなければ絵の発達もゆっくりになっていきます。

絵を描くということは、無の中から有を生む作業になります。乳児期に得た【棒(ペン)を持って引っ張ると色が出てくる】という体験は、子どもの筋肉の発達とともになぐり書き線から直線へ。直線から曲線へ。曲線から形へ。形から意味のあるものへ変わっていきます。その中で色彩の感覚も増えていくので一色だから…ぐちゃぐちゃだから…と考えるのではなく、色が増えたら「わぁ!もっと明るくなったね!」「かっこよくなったね!」という声掛けが子どもの気持ちに繋がっていくと思います。

 

~赤~

エネルギーが溢れていることを表わしています。元気いっぱいで楽しく取り組んでいます。

~ピンク~

幸福感に満たされていることを表しています。誰かを想っているいる時に使う事も…!

~黄~

ワクワクしているしている心を表しています。楽しみな事や見て欲しい時にもよく使われています。

~緑~

リラックスしている時やおとなしい子どもがよく使います。また少し疲れた時、休憩したい時に使うこともあります。

~青~

集中していることを表しています。また眠たい時も使う事があります…。

~紫~

この色ばかり使う場合、疲れているサインかもしれません…。

~白~

気分転換の時に使うことがあります。

~黒~

この色で塗りつぶす場合、不安定になっている可能性があるかもしれません…。

 

もちろん「黒いボディのロボットを塗った」可能性もありますし、「物が紫色だった」可能性も「白いシーツ」を塗った可能性も「好きな色だから沢山使った」可能性もあるので、沢山お子さんとコミュニケーションをとる中で理由を聞いてあげるのもとても大事です!

事例ですが、太陽を黒く塗ったこどもの話を聞くと「暑くてこげちゃった!」という発想もありましたので、一概に黒が悪いわけではありません!

NGなのは「これはこの色じゃないよ」「こんな形してないよ」など否定は子どもも楽しくなくなってしまいますし、自信の消失にも繋がってしまいます…。肯定や提案は子どもたちも「やってみようかな!」「すごいでしょ!」という意欲にもつながりますので、ぜひ、子どもたちの色塗りやお絵描きの成長の過程を見守っていただければと思います!!

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